こんにちは、珍獣(@mc_chinju)です。
- ブログ記事のアイキャッチ画像 、適切なやつがなかなか見つからない
- ブログのちょっとしたデザイン 、自分でできたらめちゃめちゃ便利だなー
こうお思いの方いらっしゃらないでしょうか?
そう、僕です 笑
ご縁があり、勢いがとどまるところを知らない 元研究者のデザイナー神里さん にデザインを教えていただくことになりました。
今週は初回ということで、 Illustrator の使い方を実習含めてレクチャーしていただいたので、その内容をすべて公開しようと思います。(許諾済み)
初回のレッスンですが、わかりやすくまとめるために 2 回に分けて投稿します。
- デザイン理論の基礎
- Illustrator の使い方・実践
では、前半の今回は デザイン理論の基礎 について扱います。
それではどうぞ!
Index
4 つの原則
- 反復する
- グループ化する
- 強弱をつける
- 余白を作る
この 4 つがデザインの基礎になります。
これらを踏まえたデザインがこちらです。
このイラストをもとに、基礎理論を確認していきます。
反復する
ユーザーがパッと見て、 ルールに則って反復している ことがわかるようにデザインすること。
具体例
上の例では、 1, 2, 3, 4 と左上から右下方向に、類似した形のものが反復されています。
この並びに規則性がなく、各項目の大きさやルールもてんでバラバラだった場合、とても見辛いデザインになってしまいます。
4 項目それぞれ、文字サイズに法則性があり、それが 4 回反復されていることが、美しさを感じさせる要因となっています。
グループ化する
意味のある 塊(グループ) を作る。
具体例
上の例では、大きく半分に分け、以下のような役割を持っています。
- 上半分: 「概要」 を伝える役割。
- 下半分: 「詳細」を伝える役割。ナンバリングすることで、まとまりがわかりやすくなっている。
例えば、下半分の 4 つの情報が、 ナンバリングもなしにバラバラに配置されていたら …わかりにくく思うのではないでしょうか?
強弱をつける
強調したい部分を 太く大きく。それ以外を小さく。
具体例
上の例では、「強弱」を強調し、他の部分を少し控えめにしています。
余白を作る
余白に十分なスペースがあり、 基準点がずれていない
意味が 2 つ含まれているので分割して解説します。
十分なスペースが確保されていること
塗り方が雑ですが 赤線の部分に十分な余白があることがわかります。
ブログでもそうですが、文字が詰まりすぎている文章よりも、ある程度余白が取られているものの方が読みやすいですよね。
基準点がずれていないこと
- 1, 2, 3, 4 の番号が綺麗に斜めに揃っている
- 文字のベースラインが揃っている
ことが、ここからわかります。これが揃っていないと、なんだかバラバラで気持ち悪さを感じるデザインになります。
例えば 1. 反復する は、他の文章より短いですが、これがなんとなく右寄りになっていたら… 違和感を感じるはずです。
Coffee Brake: 世の中はデザインだらけ
レッスン後、帰る方向が一緒なので神里さんと同じ電車に乗って帰ったのですが、その中の話で印象的なものがありました。それは、
「電車の広告もかなり面白いんですよー」
という話。
- その広告でどういったメッセージを伝えたいのか?
- このフォントを選んでいるのはどういった意図があるのか?
- このデザインがめちゃめちゃかっこいいな、真似して作ってみよう
といったように、 世の中を見る目に変化が起こる そうです。
僕はこれを、 リアルマイクラ化現象 と呼んでいますwww
何気ない普段の風景に、意味や色合いが増えるという経験は、素晴らしく楽しいものだなと感じました。
まとめ
- 反復する
- グループ化する
- 強弱をつける
- 余白を作る
デザインには以上、4 つの重要な原則がある、という話でした。
今回取り上げたデザイン理論は、おそらくデザイナーであれば常識レベルの内容だと思います。
ですが、初心者が実際に手を動かすにあたって、 本当に必要なところだけ たった 4 つに絞って 伝えるのは、すごく効果的だなと感じました。
手を動かしながらだと特に、最初から 10 個も 20 個も意識できません。少しずつ無意識にできるようになり、さらにレベルアップに励んでいくわけです。
運動と同じように、自分のスキルとして身につけるには、1 つずつ意識しながら練習を繰り返していくことになります。
さて、では実際にテクニックを磨くステップに移っていきましょう。
次回は、 Illustrator の基本的な使い方と、僕が実際に作ったイラスト をご紹介していきます。乞うご期待。
珍獣でした!